(日本未公開。10月公開予定だそうです。ネタばれ含みますので要注意〜) なんともはや、壮大なパロディと言うべきか。ジャンルとしてはサスペンスなのですが、いやあ面白かったですよ!誰がどう見ても、マイクロソフト社&ビル・ゲイツ会長をモデルにし、そして悪役に仕立てたストーリーとキャラクター。ちょっとヤバいんじゃないのかい?とも思えますが、こういう作品が堂々と公開されてしまうあたり、まだまだアメリカもいいですね(笑)。
独占禁止法で司法局にマークされながらも、アメリカで巨大ソフトウェアの帝国N.U.R.V.を築き上げたゲイリー・ウィンストン。ゲイリーは、すべてのデジタルメディアを統合コントロールし、リアルタイム動画像を配信する新時代アプリケーション『シナプス』の発売を発表した。そんな大企業に憧れながら、気の合った仲間とガレージで新技術の開発を続ける主人公マイロ(ミロ?)。ある日彼の元に、ゲイリーその人から直々に『シナプス』開発のトッププログラマーとしてのスカウトがかかる。マイロは仲間を裏切る事になると悩みながらも、誘いを断われず、N.U.R.V.に雇われる事となるのだ。毎日のように社長から直接声をかけられ、トップエリートとしてのVIP的待遇に最初は有頂天のマイロ。しかしN.U.R.V.からの誘いを蹴って、独自の開発を続けていたかつての仲間の不審な死、 時折社長から突然持ち込まれる画期的なプログラムの出所に疑惑を持ったことから、事態は急変していく…!
ありそうで怖いストーリー(笑)。まあネタとしては昔からありがちな物だし、映画としての新鮮さはないのですが、ゲイリー役のティム・ロビンスの、ビル・ゲイツくりそつ演技や時代的背景とあいまって、ネタ的には大変楽しい娯楽作品でありました。つっこむとつじつまの合わないような所は多々あるのですが、まあいいや!(笑) 『知識は人類の財産なんだ!プログラムはすべてオープンソースにすべきなんだ!』とガレージに集う若い青年達が、N.U.R.V.のやり方を批判し、大企業の裏を暴き転覆させるその方法も、なかなかに青いけれど気持ちいい。(しかし、ラスト君らのやった事は犯罪やろう…?とこれまた突っ込みたくなるのはさておいて(笑)。)
キャラクターはステレオタイプで、名役者ティム・ロビンスさえも、物まね演技に終始して大変もったいない。展開も先が見え見えで(これは、マイクロソフト社を強く連想させるためワザとかもしれないけど←そこらへんが、余計にパロディっぽい。)直球過ぎるし、感情移入や感動といった意味では今ひとつの作品なのですが、パロディ的要素が面白く、つい何度も見てしまうんだよなあ。特にMacintosh派としては(笑)。
監督:ピーター・ホーウィット。出演:ライアン・フィリップ/ティム・ロビンス/2000年アメリカ作品。
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