電影館『か』行


....... 2001年01月08日 (Mon) .......

 
『五条霊戦記』
CMの段階からちょっと楽しそうなB級っぽい香りがしていたのですが、ドンピシャ!(笑)
ちょっと香港ファンタジーの様でおかしかったです。『御法度』もそうだけど、時代の剣物ってみんなHくさいですねえ、男ばっかだし(笑)。しかも最近そういう狙いな物が多くて面白いというか、これでいいのか日本という感じです。今回もキャッチコピーからして「我に、挑め」だし(=><=)。しかし思ったよりチャンバラやSFXメインでなく感情的に追い詰められていく作りで、私的には楽しかったです。密教神仏ネタとかも興味のある所だったし。激しく動きまわっているし殺りくシーンもある割には、淡々と静かな展開のイメージが残ります。(この戦闘シーンに関しては、『イメージとしてこう撮りたい!』という冒険と、抽象的すぎてわけわからんという微妙なバランスで、多少負けてしまった感もありますが。何が起こっているのか見せないシーンが多すぎ。真っ向からカラダのぶつかりあいを書かず、部分や擬音で逃げている漫画読まされている印象。)

あまりリアルに見せない舞台的なセットも興味深いですね。特にメイン舞台となる、五条の大橋が最初に映るシーンなどは、物語の雰囲気を初めからバアンとつきつける効果的な装置として描かれていた様子。ロケ等でリアルな風景(背景)として撮られていないあたり、すでにファンタジーな気配。(一緒に見た友達が『面白くない…』と複雑な顔をしていたので好みはわかれるんだろうけど。友達が大喜びしていた『X-MEN』(2本一緒に見にいった)は、私はふーん…という感じだっったので趣味の違いがはっきり出たみたいです。)

音楽もハッタリが聞いてうさんくさくてカッコよかったので(褒めてます)、音響効果のいい劇場で見るのが適しているかも。浅野さんは目の演技が多くていい受けっぷりでステキでした〜。にもかかわらず静かに静かに精神的に弁慶を追い詰めていって、僧であった彼を同じ所にまで引きずり落す、ココロ攻めっぷりもグー!(笑)ラストのラブラブ落ちも見所です(笑)。監督もパンフで、同性愛っぽいといわれたインタビューに対し『決闘は、男同士のセックスを描いているようなもん』と言ってのけてますし(笑)。けしまるちゃんも可愛いかったです。永瀬の配役は多少不思議さが残るのですが。(この物語唯一の第三者の視線となるのでしょうが、どうも今いち彼の位置が不安定。いなかったら困るんだけど、なんだか浮いているような。彼が「永瀬」であるのが問題かもしれないですね。存在感ありすぎ(笑)。)
や〜良い映画とか感動とか、そういう次元でなく、本出したくなるタイプの映画でした(笑)。(萌えありつっこみギャグ有りな…(笑))。
(結局今だにタイトルの読み方が「れいせんき」なのか「りょうせんき」なのか分かりません…。どっち?ローマ字表記の所はみんな『GOJOE』だけなんだもん。)←*どうやら「れいせんき」らしいですね。情報ありがとうございました。(追加2001/03/04)

石井聰亙監督。主演/浅野忠信/永瀬正敏(と、公式サイトに出てるんだよう。弁慶…)/2000年日本作品。

No.(18)

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