いえーい我らが發仔の新作だよ〜…となんか数ヵ月前にも言った気がする(笑)(『NYPD15分署』…これは日本に来るのが遅かった)。ちょうど春、香港に行ったとき公開寸前だったため、ポスターを街中で見たのですが…發仔ことチョウ・ユンファがでかでかと映され、タイトルも『臥虎威龍』だったので、しばらく日本のポスターを見て『グリーン・ディスティニー』がそれだとは気がつきませんでした(笑)。でもスターにおぶさって宣伝打ってない分、日本の広告の方が内容には的を得ている気がします。
ユンファとミシェールが穏やかな影の主人公だとすると、陽の主人公は情熱的な若い2人、チャン・ツィーとチャン・チェンです。世間を知らず自分の力だけを磨き、それだけを信じてきたお嬢さんと、荒野の盗賊との激しく熱い恋の物語。1本の伝説の剣をめぐって、出会いと別れが…とか書きたいのですが、よく思い返したらこの2人のなれそめにはなんも関係ないのな、この碧の剣(笑)。回想シーンがあまりに長く、そして面白かったので(笑)つい見ていて本編を忘れてしまいそうになりました。でも全体通して面白ければ(そして飽きさせなければ)それはそれでいいのですよ。(香港&中華圏映画の見方の基本な気がするです、これ。香港映画には点の甘い私(笑)。) とにかく強い女性達!闘う闘う空も飛ぶ!どんな武器でも使いこなすぞ!それを存分に見せる為か、闘いのシーンも不必要に長いですが『マトリックス』のユエン・ウーピンのワイヤーアクションが冴え渡り、気持ちよいキレと浮遊感が味わえます(夢の中で空を飛ぶ感覚に似ている気がした…)。そして広大な大地をバックに流れるヨー・ヨー・マのチェロ。なんて贅沢な作りでしょう〜。もっとバカ映画(愛すべき『風雲』『中華英雄』『決戦!紫禁城』の流れ(笑))かと思っていたら、シリアスでした。2組の恋の結末には思わず不覚にも泣きそうになりました。特に大人のカップルの方。で、大筋はなんだっけ…?(笑)。いやいや、これは古きドラマチックな中国の雰囲気を背景に繰り広げられる、ファンタジーでロマンティックな物語なのです。それが堪能できればOK!
アン・リー監督。主演チョウ・ユンファ/ミシェール・ヨー/チャン・ツィー/チャン・チェン/2000年アメリカ・中国合作作品。
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