香港ノアールと並ぶ、私の映画(同人的)萌えの原点的作品のひとつです。(なんじゃそら…と言われそうですが。香港映画だと『狼・男たちの挽歌/最終章』、韓国映画だと『JSA』、邦画だと『GONIN』とかが、私の萌えツボ…なんとなく判るといって下さる仲間募集中(笑)) タイトルで惚れて、内容に萌えて、映画館から帰ってきた後しばらく心ここにあらずでした。そして私のロン毛+髭萌えのバイブルでもあります…。
内容はズバリ、襲撃・強奪・金庫破りジャンルです。えっとLDの帯を転載しちゃうと 『狂暴でアナーキー、ホモセクシャルの犯罪者エリック。 働きながら美術学校で学び、アルバイトに娼婦を選ぶ、今を生きる女ゾーイ。 エリックとゾーイに同時に愛される天才的な金庫破りゼット。 振り子のように揺れる三人がたどり着く運命のクライム・ロマン。』 エリックのゼットへの想いは秘めた愛、そして引退していたエリックをなんとか呼び出し、想いは伏せたまま仲間に。銀行に押し入ってみたらそこで働いていたのがゼットが前に買って、一時の情を交した娼婦ゾーイ、というなんとも文字にするとベタベタな設定なのですが、これが地味に渋い!アメリカ+フランス合作映画で、舞台もフランス。実にフランスの血を濃く継いだ、良くも悪くもかったるいムーディな展開!(褒めてる…つもり…。フランス映画好きですよ(笑)。)
あまりにネタばれするのもなんなので言いませんが、ラストのエリックの銃を突きつけながらの告白(でしょうあれは!!)にはしびれました。たまりません男のバイオレンス純情!襲撃前夜、扉の向こうのゼットを気にしながら、トイレで別の男をがしがしヤっちゃったりするエリック!きっとラストまでエリックの想いには気がついていないだろう、一生懸命女を助けるゼットの可愛い受け気質っぷり(はあ!?)もよいです。もちろん彼女(ゾーイ)も、やきもち焼きの銀行強盗エリックと、ゼットを取り合うだけの芯の強さとかっこよさを持ち合わせた美しい女性なのです。ああもう、ますます間で流されているゼットが姫ですがな。
…どう考えてもカッコよくて暗くってたまらん萌え映画なのですが、世間の男性方の反応はどうだったのでしょうか…。当時はネットなど発達していなかったしマイナーな単館系映画だったので、まったく周りに感想を聞ける状況ではなかったのでした…。 製作総指揮はクエンティン・タランティーノ、スタッフ等は『レザボア・ドックス』のメンバーが多く集まり、レザボアで描かれなかった銀行襲撃部分がメインな事もあって姉妹作のように宣伝されていました。普通にクライム物として受け入れられていたのかしら…。 展開や演出等、いまいちどうだろうとひっかかる点もあったので、総合評価は高くなさそうな気はするのですが、アメリカ作品というのが信じられないような情が情を呼ぶ萌え展開に、私の中でのインパクトは強烈。美少年恋愛物だけが萌えじゃないぜ!という漢なお姉さんにお勧め。(ひどいレビューだ…。)
監督:ロジャー・エイヴァリー。出演:ジャン=ユーグ・アングラード/ジュリー・デルビー/エリック・ストルツ/1993年アメリカ+フランス合作作品。
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