電影館『さ』行


....... 2000年12月16日 (Sat) .......

 
『シリアルママ』
ちょっと『バトルロワイアル』騒ぎで思い出して、引っぱり出して修羅場で流してました。当時でさえちょこっと物議をかもしだし単館ロードショウだった(いやこれは単にマイナーだったからという説も(笑))ヤバイ映画ですが、好きなんです(笑)。
まずタイトルからいってそのまんま!シリアルとは、朝食なんかの穀物スナックの意味の他に、連続殺人という意味を持ちます。どっちの意味も含んだタイトルセンスがまず突き抜けてます。
ごく普通の家庭のごく普通の主婦。でも実は、奥様は、連続殺人(シリアル)ママだったのです…奥様は魔女をパクったようなカラっと明るいコメディ。コメディな作り自体がおおいなるブラックユーモアです。レンタルビデオを巻きもどさない奴、ゴミを分別しない奴、気に食わない息子の教師、次から次から痛快にぶち殺す。殺しては慌てておうちに帰って御飯の用意だ!愛する家族が待ってるからね!とうとう捕まって裁判になるのですが、マスコミに取り上げられいつしか全米マスコミの人気者に…。(裁判所前でママグッズまで販売されちゃうぞ!)

この映画が上映された前後『ナチュラル・ボーン・キラーズ』や『S.F.W(So Fack’n What)』など、マスコミによって犯罪者がスターへと祭り上げられていくブラックな皮肉を含んだ作品が多く出たのですが、私は中でもこれが一番ヤバくて好きです。倫理感とかあっちに置いておいて、あくまで明るく、アメリカの御手本的住宅街のホームコメディとして描かれたことで、その毒はいっそきわどいものとなっています。なにが怖いってこれが実話を元に作られたって所です。ほんまかいな。(モデルになったママはアメリカの陪審員制度のせいで、今も無罪としてママしていらっしゃるとか。)包丁持って疾走するキャスリン・ターナーとあわせて、必見。いや、はっきりいってかなりB級っぽいんですが。ジョン・ウォーターズだしな(笑)。好きなもんで★5つ。

ジョン・ウォーターズ監督。 出演キャスリーン・ターナー/サム・ウォーターストーン/1994年作品。


No.(3)

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