つれづれ電影館『さ』行


....... 2002年05月03日 (Fri) .......

 ■『スパイダーマン』
うっわーサム・ライミだ!見にいくか。…とまず興味を持ちました(…恐怖映画好きとしては。『死霊のはらわた』監督ですから(笑))。あんまりアメリカンコミックヒーローには思い入れがないので、本当だったら映画館に見にいくかどうか悩む所だったのですが。

で、面白かったです。アホ映画すぎず、素直にエンターテイメントな作りで気持ち良かったです。主人公が最初高校生で、青春映画のような作りになっているあたりもかわいくて好感度アップ。
ちゃんとヒーロー(という言葉にも後々含みがあるわけですが)として活躍するまでに、自分でせっせと蜘蛛の糸出す訓練していたり、人助けしてもお金がないので自分でスパイダーマン活躍の写真を新聞社に売り込んだり、なかなかリアルでせこい今風若者でよし。あのスパイダースーツも自分でせっせとデザインした自作だというあたりも笑わせてくれました。同級生(親友)と同居してたり、ほのかな萌えもあり(笑)。

そして過剰過ぎない、重くも軽くも取れるメッセージ性が、押し付けがましくなくていいですね。深く読もうと思えば深いし、単に楽しむだけでもいい。
ありがちといえばありがちですが、自分に関係ないからと見過ごした悪事が、巡り巡って自分の身内の悲劇に返ってきた事を悲しみ悔やむ主人公が正義に目覚めるいきさつは、わりにすんなり共感できました。だからと頑張って人助けをしても、それが誤解されることもあり、全てがバラ色に終わる訳ではない…『大きな力には大きな責任が伴うんだ』と、それを理解し覚悟を決めて成長するヒーロー。しかしそれほど大きな力を持ちつつも、良くも悪くも描写が軽目で青春成長物のようなんですが(笑)。好感の持てる等身大ヒロインの描写もますます青春度アップ。(比べるタイプの物じゃないけど『アンブレイカブル』思い出しちゃった(笑)。)

とりあえずビルの谷間をビュンビュン飛んでいくCG頑張れ!画面を見ているだけでも爽快で気持ちいいです。ウィレム・デフォーは『処刑人』などこのところブチ切れた役が多いけど大丈夫でしょうか(笑)。
ところで、あんなにヤバい新種蜘蛛の行方が描かれていないのはパート2への布石(笑)?

監督:サム・ライミ。出演:トビー・マグワイア/ウィレム・デフォー/キルスティン・ダンスト/2002年アメリカ作品。


No.(56)

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