つれづれ電影館『あ』行


....... 2001年02月18日 (Sun) .......

 
『X-MEN』
監督が大好きなブライアン・シンガー(『ユージュアル・サスペクツ』『ゴールデンボーイ』など)だったので、どういう切り口でアメコミ表現するんだろう!と楽しみだったのですが、なんというかオーソドックスというか、ドロくさく漫画原作というか、パート2ちゃんと作ってな〜続いてなんぼやで〜、という印象でした。ううむ。私がアメコミ調の物にあまり興味や執着がないせいで、好きだったら面白いのかもしれないけど…なんとなく映像的にダサ〜という印象ばかりが(笑)。

特殊効果とか映像の凄さっていうのは、もう相当な独特の処理で見せてくれないと、もう新鮮さを感じなくなってしまっているので、作る方は大変だろうな〜と思います。今だに『T2』見る方が、うわ!すげ〜!と思ってしまう(笑)。後は、監督は知能戦闘派(笑)ストーリーテラータイプだと思われるので、アクションは苦しそうですね。アクションシーンに特に見所を感じられません。監督のこだわりや絵作りとしてのビジョンがないのではと感じてしまいます。必要だから入れた、という感じで。

原作を好きな知り合いいわく、人種差別等の問題をこういう寓話として描いた名作で、映画にもその魂はちゃんとえがかれていた!というのですが、私には何度見てもそこまで受け取れなかったです…ゴメンナサイ…。寓話としてのこの方法論が、私の好みでないという事かもしれませんが。異端者を登録制にして、法で管理しとりしまる恐ろしさや、好きでなったわけでない者の悲しさ、マイノリティへの暖かな視線などは確かにありましたが。なんだかこの中途半端な映画で、そこまで真剣にテーマとか語り合うのもどうか…と思えてしまったのですが。これはノリで楽しめればよいんでないかな?つまらなくはなかったんだけど、私は「2」があったらビデオでいいかな。
原作&アニメ&関連メディアをまったく知らない状態での、個人的な、素直な映画を見た感想なので、お怒りの意見等は勘弁してください。

監督:ブライアン・シンガー。出演:ヒュー・ジャックマン/パトリック・スチュワート/イアン・マッケラン/2000年アメリカ作品。


No.(32)

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