行ってきましたよ、初日の初回にいそいそと。で、第一感想が、これ。
→「デッドネーター3 〜生き残るのは死んでも無理!」
・結局地球規模の『ファイナルディスティネーション(デッドコースター)』。
・またインディペンデンス・デイ(7月4日)オマージュか!
・あ、音楽は『スクリーム』の人だ。
・生き残るにはクリスタル・レイクに行けと!?ジェイソンとバッティングしたらどうするんだと。(一部ウソ)
・サルがオリに入っててもな〜(萌えないな〜)とか、未練がましくファーロングに想いをはせてみたり。
・今気がついたけどヒロインのクレアってあの『ロミオ+ジュリエット』の!?老けたね…。
・どこにでもいてどこにもいない、電波なる川の支配者。(クリムゾン・リバー風)
・無限ループでファイナルアンサー。
以下は1,2をリアルタイムに劇場通いした私の、暑苦しい思い入れ全開の駄文たれ流しです。すいません。黙っていられない衝撃でした…いろんな意味で…。
露骨なネタバレはしないようにしたつもりですが、ネタバレになっちゃう部分もあるのかも。
運命は回避されたはずだった……んだけどね…と、2をすべて否定してしまった3でした。
1のサイボーグ&アクションB級SFに戻ってきたんだと思えば、それはそれであれなのですが、やはり2が大好きで思い入れありまくりの私には、3は辛かったな…。もう私的にラジー賞決定。
別にストーリーやラストのことだけじゃなくて、映画としてきつかった。いたずらに2を神聖化するのもどうかと思うので、『3』もラストはSFとしてあれでもいいと思うし、オオ!と思った所もあるんだけど、そこにたどり着くまでの過程の問題。
ああもう!なんでこんなに憤りを感じるのかと思っていたら、かつて私が一度だけ、ボロクソに感情のままに感想を書いた『ゲーム』という作品の制作総指揮やってた人が『T3』の監督だったのですね…。脚本家も同じ。ああ〜…ダメらしいや私的に感情的に分かり会えない人達のようだ…。見ていて辛かった…面白くない訳じゃないんだけど、憤りの方が先に立つ…。
(黙ってられない程感情が喚起させられるというのも、ある意味ものすごい相性だとは思う。)
始めから過大な期待はしていなかったので、裏切られたとかそういうのとは違うつもり。
でも2は、クサイほどのヒューマンなテーマとか感動だとかそういう部分だけでなく、最新SFX使いまくるぜ!新メカだぜ!というような部分も含めて、やりたい事いいたい事がびんびん伝わってきて、いろんな意味で感銘も影響も受けたのですが、3は何も感じられず、悲しかったのです。
背骨が通っていないような、場当たり的な面白さやアクションの積み重ね。
それはそれで見ている間は面白いのかも知れないんですが、なんというか「これをやりたかったのだ!」みたいな熱い思い入れみたいなのが伝わってこなかったの…。(「いろいろ壊したかった!」なのかもしれないなあ(笑)。)
ギャグはすべってるし(瞬間瞬間では笑える事もあるんだけど)、人物も表面的で感情移入が出来ない。緩急がなく、緊張感も感情を寄せるだけの間もなく、一本調子でかっとばし。(アクション映画に感情ウザいという人もいるだろうから、本当に趣味の問題ですよ。)
派手なアクションメインのジェットコースタームービーだと思えばすごい水準なんだと思うし、CG使いまくりよりは重量感のあるアクションはいっそ好きな方なんですが。
けど、ターミネーターって「マシン(AI)も感情を持ち、学ぶ事は出来るのか」という(私的に)萌えSF設定な方向に進んでいたので、それをまったくペラペラに根拠のない扱いで再使用してしまった3には、いっそ怒りさえ感じるのですよ。
その場の笑いや勢いを優先してしまって、「ま、いっか。」レベルで基本の設定をおざなりにしていると思えてしまったのでした。
(感情の学習(ふれあい)を、2はあれほど丁寧に描いていたのに、「心理学もプログラムされている」でなんでも済ませてしまうのはどうなのか!?)
確かに1はまた本来違ったテイストだったけれど、あれはあれで熱かったし、好きですよ。パラドックス設定をうまく使った、良いエンターテイメントSFだったと思うし。
<萌え設定>みたいなものも、全然活かされず大変適当につっこんだように見えるのも、印象がよろしくない。
みんな運命とかこういうの好きだろ?といわんばかりに。
そういうセリフだけ入れたって、キャラの心から出たセリフでなければ、うっとおしいだけなのだよ。
(だから映画としてカス級でも「自分で泣きながらホン書いた」なんていう暑苦しいオーラのビンビンする映画の方が好きなんだ。Gackt映画とかでさえ(笑)。泣きに限らずたとえば作っている側の「恐竜大好き!」とか「血だ〜ここで血をとばすわよ〜!」とか「幼女可愛い」とか、そういうのも思い入れだと思うし、それが感じられれば、ジャンル問わず面白い。)
シュワがジョンに「今ここで死ぬのは許さない、(未来で)おまえを殺すのは私なのだから」というような事を言うシーンや、CMでも使われていた「私から逃げろ!私はマシーンだ!」の状況なんて、うまく扱えばも〜のすごい萌える設定なのになあ。
(別に女の子がキャーと萌えるという意味でなく、メカと人間、過去において擬似父子のようだった、2人の微妙な関係において…ね。)
その場その場で場当たり的に、突然盛り上がられても、ふーんとしか感じられない…。
ジョンの苦悩も悩みも、「設定がそうだから」そうしゃべっているようにしか見えない。彼が何度も<運命>という言葉を口にしますが、それが全然心に響かない。響かせる事が出来るだけの、過去を背負ったキャラの筈なのに!(ああ、サラ・コナーママ…。NO FATE!)
シリーズの3という事で、いろいろおいしい要素や使える伏線もあるだろうに、なんでああなってしまうのか、もうもったいなくてもったいなくて転げまわりそうです。(だったらおまえが作ってみろとか、作れるのかとか、そういうツッコミはなしで。)
もしくは、ターミネーターってメカ設定だけを生かして、全然別の話にするのもアリだったろう。
女ターミネーターはアヒル口が大好きな私には、嬉しかったです。素敵!可愛い!
でもマシン同士のバトルが生生しくて、小学生がマネして人死にが出ないだろうか、とか変な所でハラハラしながら見ておりました。あれを無邪気にキャッキャと見てる子供って怖いのですが…。
(そういう意味では、アクションはやはり凄かったんだろうなーと思うのです。でもただ容赦なくぶつかり合うわ破壊するわで、カタルシスもなければアクションの美学とかこだわりのカメラとかそういうのも感じないのよねー。ただいかに激しくヤりまくるか!という体育会系な感じ。趣味の問題なのでしょうが、私はいまいち好きになれなかったのでした。過度な暴力シーンに眉をしかめるタイプでは決してないんですが(笑)。)
とりあえず、USJの『T2-3D』の映像、DVD出して下さい!無理だろうけど切望!
あちらの方が短い中によっぽど『ターミネーター3』世界を感じさせてくれました。
監督:ジョナサン・モストウ/出演:アーノルド・シュワルツェネッガー/クレア・デインズ/クリスターナ・ローケン/2003年米作品
|
|