つれづれ電影館『は』行


....... 2004年07月記す .......

 
『ブラザーフッド』
公開前日からネットで席リザーブまでして初日朝イチで意気揚々と見にいった割に、テンションが低く感想を書くのが遅くなった映画です。
その期待は、俳優ファンという訳ではなく、韓国最大規模の戦争映画(しかも兄弟愛)って部分ですよ(笑)。

初見の感想としては、なんだかすごく冷静に「わー大変だなー」と見てしまい、どちらかといえばヤリすぎ感に引いてしまったクチ。あまり画面で壮大な音楽と共に盛り上がられると、逆に冷めてしまうというか…。(ジョン・ウー先生のやりすぎなどは平気なのに。『シュリ』といいどうもこの監督の盛り上げは私のツボから外れるらしい…。)
一応プチ軍&戦争マニア(ヒストリーチャンネル常駐系)として戦いの経緯は判っていたので「あ〜〜調子にのってそんな上に行くな!中国軍が来るぞ〜!」とか「だから死体をかたすときは気をつけないと!」(あれは、かつて日本帝国兵がもっとも得意としていた手段で外国人に日本兵が恐れまくられた原因のひとつである…のを、北の非人道的表現に使われていて、あはは(苦笑)とか)北の大佐が日本の南部式銃持ってんな〜?などとオタクな楽しみ方をしてしまいました。
いや、大作だと思うし、歴史を描いた戦争映画として十分力作だと思うんですが。
『シルミド』であまりに熱く血潮がたぎってしまったので、期待しすぎていたのがまずかったかもしれません。時期がもっとずれていれば…とちょっと思ったりもしました。
比べるものじゃないのは判ってるんですが、怒号と爆風の中で「兄さ〜〜ん!」「弟〜!」とやられるよりは、ホ・ジュノ大佐の膝の上から転がり落ちるキャンディの袋などの演出の方が、私の魂にはクリティカルヒットしたようです。
兄弟のラブっぷりは、前評判どうり凄かったです…。突っ込みどころ多すぎてもういちいち書ききれません。なにかもう、そういうもの(?)を狙っているとしか見えないんですが、あれが韓国の<情>と<恨>というものなのでしょうか。恐るべし韓国。
そしてチャン・ドンゴンは何度何作見ても、チョウ・ユンファに似てると思うのでした…。

残酷描写的には、よく『プライベート・ライアン』がひきあいに出されてますが、むしろ『ブラックホークダウン』な感じも。肉弾戦は大変だ…。なんにせよ戦争はイヤですね。

なんにせよ、妙に乗り損ねてしまって微妙な感想になってしまうのが、自分でも残念な作品です。なんでだろう。


監督:カン・ジェギュ  出演:チャン・ドンゴン/ウォンビン/イ・ウンジュ/チェ・ミンシク 2004年韓国作品




…つれづれ電影館TOPへ