つれづれ電影館『か』行


....... 2004年05月記す .......

 
『CASSHERN/キャシャーン』
周りの評判はイマイチでしたが、私は好きです。
一般的にはオススメしないし、突っ込みどころは満載なんですが、変化球ストライク。
これをサイコーに面白がってる自分って恥ずかしいなーなどという自虐的で冷静な突っ込みをしつつも、大変楽しんできました。いやもう、なんていうか漫画。もしくは、懐かしの日本サンライズ&竜の子あたりのアニメのDVD-BOXを10箱ほど一気見したような充実感(笑)。
普通に映画としては「全然エンタメじゃないよ!」と客観的な心で思うんですが、私にとってはものすごいエンターテイメント大作でした。
懐かしいまでの説教くささも無駄な熱さも、突っ込む隙を与えないマジ本気モードも、恥ずかしいシュプレヒコール演出もひっくるめて愛しいです、この映画。そう思ってしまう自分が恥ずかしくていたたまれない感じも快感です。やるじゃん邦画!(本気。)
以下箇条書きにて。

◎最初はイノセンスかアヴァロンかと。なんとも不思議な実写CG空間。メイキングが見てみたいものです。みんなブルーバックの前でコスプレで演技してるのでしょうか。
◎ゲームのムービーシーンを160分見ているような気分はあった。横でPS2の駆動音が聞こえるような感覚が。でも綺麗なので可。
◎チープだったりガジェットだったりするメカや、士郎正宗調漢字サイバーパンクも、この際面白かっこいのでオッケイ。ここまでコテコテレトロにやってくれるといっそ嬉しい感じ。
◎及川光博がニコラス・ツェ(香港俳優)に見えたのは内緒の話。しかし王子はいい味出してました。この役最高好きかも。
◎オヤジ達も頑張っていてよかった。こんな漫画な映画でもみんな本気モードなのが泣けるような嬉しいような、素敵ですね。こないだまで財前教授だった人が、ブライキング・ボスだったり半落ちな東教授だったり…。
◎これまた漫画みたいにキレイなお兄ちゃんやお姉ちゃんがいっぱいで目の保養。ルナちゃんはかわいかったー!
◎腰のバースト(アニメでは銃にもなってたんだっけ?)がドライヤー型でなくて残念(笑)。あのキャシャーンの仮面は、ちょっと拘束具のようでエロくていいですな。
◎フレンダーはただの犬だった…。まあこの映画のお話では、ロボット犬やヤクザ犬だったりすると笑ってしまうので、いいんじゃないでしょうか?
◎よくぞオチまでつけたものです。半ばからずっと、「これ本当に時間内に完結するのか?」とはらはらしながら見守っていました。
◎イデの発動とか因果地平とかアクロバンチとかエヴァ(以下略)。


ネタもストーリーもオチもオタク属性の人には懐かしくも馴染みの世界だとは思うのですが、ウタダさんなどの主題歌効果や宣伝でふらりと見た一般客にどう映るのかは謎です。あまり人には薦められない。
でも映像や色の美しさは一見の価値ありかもと思うのですが。


監督:紀里谷和明  出演:伊勢谷友介/麻生久美子/及川光博/佐田真由美 2004年日本作品




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